沖縄は魅力的な観光スポットが多く、個人旅行であっても観光ルートに悩むものです。
社員旅行を沖縄に決めた場合も同様で、幹事は限られた時間でできるだけ社員の希望を叶えられるルートを考えたいものでしょう。
沖縄本土ではなく諸島まで候補に入れるとなると、さらに選択肢が複雑になってしまいます。
そんな幹事さんにおすすめなのがモデルコースの活用です。ここではモデルコースを活用するメリットや、おすすめのモデルコースをご紹介します。
モデルコースは忙しい幹事の味方
年に一度の社員旅行であっても、幹事には通常の業務と平行して社員旅行のプランなどを考えることになります。
そんな幹事の味方になるのが、旅行会社などが提案しているモデルコースを活用する方法です。
モデルコースを利用するメリットをご紹介します。
テーマや場所に応じた最適なプランが探せる
プロではない素人の幹事がプランを考えるとどうしても「ありきたりでつまらない」「マンネリ化している」プランになってしまう場合があります。
一方、旅行のプロである旅行会社のモデルプランは、テーマや場所に合わせたルートやスポットを組み合わせています。
たとえば「穴場」というテーマのモデルコースを参照すると、ありきたりではない観光場所を見つけられるかもしれません。
また、モデルコースは行く季節によっても最適な行程を提案していますので、その季節ならではのアクティビティや楽しみ方を知ることもできます。
旅行会社が提案しているモデルコースをもとに社員の意見を取り入れて
自社オリジナルの社員旅行プランを考えれば、参加する社員の満足度もアップ⤴しやすくなるでしょう。
幹事の負担を軽減できる
沖縄は有名な観光地であるため、訪れる観光スポットを決めるだけでも一苦労です。
観光スポットが決まったら、宿泊場所や食事、移動手段の選定や手配など、やらなくてはならないことが山積みになってしまいます。
しかし社員旅行の幹事の多くは、このような社員旅行の企画や手配と通常の業務を並行しなくてはなりません。
モデルコースの活用は、そんな幹事の負担を少しでも減らすことにつながります。
モデルコースには移動にかかるおおよその所要時間も記載されていますし、
モデルコースを集めるほど食事や宿泊、アクティビティなどの情報を多く手に入れられます。
さまざまな旅行会社のモデルコースをリサーチする時間は必要ですが、目的にあったものを組み合わせたプランを考えられるので、
結果的にかかる手間と時間の軽減につながるのです。
旅行の手配がスムーズになる
モデルコースを提供している旅行会社へ手配を任せられるというメリットもあります。
多少自社で工程をカスタマイズしても、モデルコースに掲載されている施設や観光スポットであれば、
旅行会社との話がスムーズに進むので、手配自体も時間をかけずに完了できるでしょう。
リゾート気分を満喫!沖縄美ら海水族館や世界遺産を回るモデルコース
沖縄を一度も訪れたことがない社員が多い場合は、沖縄の有名観光地を巡るモデルコースがおすすめです。
たとえば、「1日目は沖縄本島北部の恩納村、2日目は那覇周辺、3日目は沖縄南部を訪れる」といったコースが挙げられます。
ここでは、このようなモデルコースに入れたい王道の観光地をご紹介します。
美ら海水族館(海洋博公園内)
沖縄北西部の海洋博公園内にある水族館です。
世界最大のジンベエザメや世界で初めて繁殖に成功したナンヨウマンタなどを観察できます。
4フロアにわたって沖縄の海の生き物たちが展示されており、ぜひじっくり滞在したい観光スポットです。
隣接する海洋博公園では、自然や歴史文化なども楽しむことができます。
首里城(世界遺産)
沖縄といえば、世界遺産である首里城も王道の観光スポットです。
2019年に火災に遭ってしまいましたが、現在は再建されて復活した「守礼門」を見ることができます。
復興モデルコースが新設され、散策しながら首里城を楽しめるようになっています。
那覇市にあるので空港と他のエリアへ行き来するときに寄りやすい観光スポットですです。
おきなわワールド文化王国と玉泉洞
おきなわワールド文化王国は、沖縄の南部を代表する県内最大級の観光スポットのテーマパークです。
琉球王国城下町でもあったため、沖縄の自然や文化に加えて歴史を体感できる癒しスポットのひとつです。
敷地内には琉球ガラスや陶芸(やむちん)、紅型や藍染めなどの工房があり、体験で制作をすることもできます。
玉泉洞は、国内で最大級の鍾乳洞です。およそ30万年の時を経て作られた鍾乳洞で、その神秘さには見るものを圧巻します。
100万本以上の鍾乳石に囲まれた空間にたたずむと、非日常感に浸れるでしょう。
石垣島や周辺の離島を満喫するモデルコース
すでに以前の社員旅行で沖縄本島に行ったことがある場合は、沖縄の本土以外の石垣島や周辺の離島をめぐるコースもおすすめです。
沖縄には西表島・由布島・小浜島・竹富島などの諸島があり、
それぞれの島を楽しめるアクティビティを選ぶと、さらに社員の満足度が上がるでしょう。
それぞれの島でどのようなアクティビティができるのかをご紹介します。
西表島でおすすめのアクティビティ
大自然がそのまま残っている西表島では、マングローブ原生林の間を流れる仲間川をボートやカヌーでクルーズするアクティビティがおすすめです。
仲間川の上流部へ向かうと、沖縄諸島でしか見られないサキシマスオウノキを見学することもできます。
潮の干渉で現れる奇跡の島「バラス島」へ、西表島から徒歩で上陸するのもよいでしょう。
由布島でおすすめのアクティビティ
由布島への行き方は、西表島の上原港や大原港に行き、水牛乗り場まで行き水牛に乗る方法があります。
由布島は周囲およそ2キロの小さな島で、島一周を歩いても30分程度で回れます。
島は亜熱帯植物が育つ植物園となっていて一年中、島の花を楽しめます。
秘境をめぐる秘境ジャングルSUPクルーズや、簡単なトレッキングで目指す滝遊びなどのアクティビティがよいでしょう。
小浜島でのおすすめのアクティビティ
エメラルドグリーンの素晴らしい海に囲まれている小浜島では、海を肌で感じられるアクティビティの人気があります。
シュノーケリングや釣り、シーカヤックがおすすめです。
竹富島でのおすすめ体験
より色濃い海の青さを満喫できる竹富島では、グラスボート遊覧がおすすめです。
ガラスでできている船底から「美しいさまざまな種類のサンゴ礁に可愛くきれいな熱帯魚」を観賞できます。
のんびりした時間を過ごすなら、水牛観光や浜辺で過ごすのもよいでしょう。
カイジ浜は白い星砂が美しく広がっており、青い海とのコントラストが見どころです。
冬の沖縄もねらい目!ホエールウォッチング体験を含むモデルコース
沖縄や石垣島などの離島を楽しむならば夏と考えがちですが、冬の沖縄を楽しむ社員旅行もおすすめです。
夏よりも人が少なく、冬ならではの体験ができるおすすめのプランがあるためです。
夏は繁忙期で忙しいという場合は、冬の沖縄を検討してみてはいかがでしょうか。
冬の沖縄でおすすめのアクティビティ
冬の沖縄で人気が高いアクティビティは「ホエールウオッチング」です。
毎年12月下旬から4月上旬までの限定となっており、冬の沖縄モデルコースに含まれていることが多いでしょう。
ホエールウォッチングで見られるクジラはザトウクジラで、その姿が見れる遭遇率は98%程もあるといわれています。
地球上最大の哺乳類であるザトウクジラを間近で見る幸運に恵まれたら、クジラの姿に夢中になるでしょう。
また、沖縄の冬は温暖で過ごしやすい気候のため、散策をするのに最も適している季節でもあります。
12月から2月の平均気温は20度前後です。少し肌寒いくらいの気温の中で歩けるので、心地よい雰囲気で景色や大自然を体で感じることができます。
冬の沖縄でおすすめの散策スポット
散策スポットでおすすめなのが、沖縄の南部に位置する大自然豊かな「ガンガラーの谷」と「斎場御嶽」です。
ガンガラーの谷は数十万年前の鍾乳洞が崩れてできたものです。
谷には「大主(ウフシュ)」と呼ばれるガジュマルの木があります。
この木は森の賢者とも呼ばれており、樹齢150年、高さ20メートルにもおよぶ大きな木です。
散策コースにこの木のスポットが含まれていることも多いようです。
斎場御嶽は、琉球王国の聖地とされる世界文化遺産です。
たくさんのスピリチュアルスポットがあるという沖縄の中でも、もっとも強力な聖地といわれています。
一歩中へ足を踏み入れると、大きな岩や大きな木々に囲まれていて、自然と一体化するような神秘的な雰囲気を感じられかもしれません。
日常生活から離れて静かなひとときが過ごせるスポットとして人気がある場所です。
まとめ
忙しい中で社員旅行を企画するなら、モデルコースを参照するのがおすすめです。
モデルコースをベースに社員旅行を企画することで、満足度アップや幹事の負担軽減にもつながるでしょう。
また、沖縄の大自然でアクティビティを楽しむと、心と体のリフレッシュにもなります。
心身の健康が保たれれば、生産性の向上、チームビルディングの改善などの効果が期待できるでしょう。
コロナ禍で生じた社員同士の交流不足や結束力の低下などの課題解決を
目的とした社員旅行の行き先として、沖縄はおすすめのエリアといえるのです。